新人看護師の急変時の対応

患者さんの急変に当たった時、大変だという驚きとどうしようという焦り、何から対処しようという混乱を瞬時に感じることでしょう。

しかし、看護経験を積んだ看護師であれば、基本的な患者さんの急変に対して体が自然に動くということもあります。

また、医師をコールして、医師到着までの間にできることをやるというのが身についていることも多いです。

しかし、それに比べると、新人看護師は圧倒的に臨床経験が少ないので、急変時にどのように対処していいのか戸惑うことも多いと思います。

では、新人看護師は急変時にどのように対応すればいいのでしょうか。

急変した患者さんの体位を整える、モニターをつける、下顎挙上して気道を確保してアンビューバッグを押す、心臓マッサージをするということも簡単にはできないかもしれません。

医師が到着後は、蘇生のための薬液も使用することでしょう。

しかし、慣れていなければ、緊張のあまりなかなか薬液を注射器で吸うこともできないかもしれませんよね。

もしも、急変した患者さんの周りにすでに看護師がいて処置がどんどん進んでいくようであれば、新人看護師は記録係に徹することも一つの方法です。

急変時のバイタルサインを記録するのはもちろん、医師へコールした時間、薬液を投与した時間や使用薬剤や量など記録することは数多くあるのです。

他の看護師の動きを見ながら、記録していくことはとても勉強にもなります。

そのため、新人看護師で急変時にどうしていいのかわからないというときには、まず記録係をするのがおすすめです。

また、新人看護師向けの情報サイトの中には急変時の対応についてシェアされているものもあるので、チェックしてみるといいでしょう。